公認指導員・審判員とは

テニス指導者の資格の種類と役割(日本体育協会ホームページ参照)

1-1 コーチ

地域において、競技者育成の為の指導にあたる。
広域スポーツセンターやトレーニング拠点において、有望な競技者の育成にあたる。
広域スポーツセンターの巡回指導に協力し、より高いレベルの実技指導を行う。

1-2 上級コーチ

ナショナルレベルのトレーニング拠点において、各年代で選別された競技者の育成強化にあたる。
国際大会等の競技会における監督・コーチとして、競技者が最高の能力を発揮出来るよう、強化スタッフとして組織的な指導にあたる。

2-1 教師

商業スポーツ施設等において、専門的指導者として、質の高い実技指導を行う。
会員が満足出来るよう、個々人の年齢や性別・技能レベルやニーズなどに合わせたサービスを提供する。

2-2 上級教師

商業スポーツ施設等において、専門的指導者として、質の高い実技指導を行う。
会員が満足出来るよう、個々人の年齢や性別・技能レベルやニーズなどに合わせたサービスを提供する。
各種事業に関する計画立案、指導方針の決定など、組織内指導者の中心的役割を担う。
地域スポーツ経営のためのコンサルタントならびに経営受託の企画・調整を行う。

3-1 指導員

地域スポーツクラブ等において、スポーツに初めて出会う子供達や初心者を対象に、専門的な知識を活かし、個々人の年齢や性別などの対象に合わせた指導にあたる。
・ 特に発育発達期の子供に対しては、総合的な動きづくりに主眼を置き、 遊びの要素を取り入れた指導にあたる。
地域スポーツクラブ等が実施するスポーツ教室の指導にあたる。
施設開放において利用者の指導支援を行う。

3-2 上級指導員

地域スポーツクラブ等において、年齢、競技レベルに応じた指導にあたる。
事業計画の立案など、クラブ内指導者の中心的な役割を担う。
地域スポーツクラブ等が実施するスポーツ教室の指導において中心的な役割を担う。
域スポーツセンターや、市町村エリアにおいて指導にあたる。


テニス指導員の資格を取る為の流れ

1.受講資格

(1)年齢

受講年度の4月1日現在、20歳以上

(2)その他の条件

テニス指導にあたっている者、またはこれから指導者になろうとする者で、都道府県テニス協会に所属し、都道府県テニス協会が認めた者。

(3)技術レベル

基礎技術において、方向・回転・距離・スピードのコントロールが出来る。

2.スポーツ指導者講習会受講

(1)講習

講習は、全て(各種競技)のスポーツ指導者が共通して学ぶ「共通科目」*1と競技別で行う「専門科目」*2があり、集合講習や通信講座形式の講座があります。

(2)検定試験

講習終了後、それぞれの科目で検定を行います。

全ての検定に合格し、登録する事により、4年間資格が認定されます。

3.資格更新

(1)4年ごとに更新手続きが必要となります。

(更新のために、研修ポイントが4点以上必要です)

共通科目

指導者講習会、またはNHK通信講座にて受信する

科目名時間数
文化としてのスポーツ3.75
指導者の役割5
トレーニング論3.75
スポーツ指導者に必要な医学的知識7.5
スポーツと栄養2.5
指導計画と安全管理3.75
ジュニア期のスポーツ5
地域におけスポーツ振興3.75
専門科目

指導者講習会、または日本テニス協会公認普及員の資格取得で免除

科目名時間数
種目の特性に応じた基礎理論14
実技18
指導実習8

公認審判員について

1.公認審判員の種類

(1)レフェリー 国際レフェリー、A 級レフェリー、B 級レフェリー

(2)アンパイア 国際審判員、A 級審判員、B 級審判員、C 級審判員

2.公認審判員資格

(1)審判資格を取得するためには JTA が主催する認定講習会を受講し、認定試験に合格した者に資格が与えられる。

(2)任期と更新 資格有効期限は3カ年間有効期間中に更新ポイントを満たした上、所属都道府県協会を経由して、JTA へ更新申請を行う。 ポイントは各種大会において、レフェリーを努めるか、審判を行う。公認講習会、認定会に出席することにより、それぞれ与えられる。

3.任務

レフェリー

(1)国際レフェリー 国際レフェリーの任務はそれぞれ ITF、WTA、ATP の規程に従う。JTA 審判委員会の要請により、A 級、B 級レフェリー認定講習会、 認定試験ならびに A 級、B 級、C 級審判員認定講習会の講師、試験管を努める。

(2)A 級レフェリー 主として、JTA 主催、公認、主管大会のレフェリーとなる。JTA 審判委員会の要請により B 級レフェリー認定講習会、認定試験ならびに B 級、C 級審判員認定講習会の講師、試験管を努める。

(3)B級レフェリー 主として、地域協会、都道府県協会および JTA 加盟団体が主催、公認、主管する大会のレフェリーとなる。

アンパイア

(1)国際審判員 国際大会においては、ITF、WTA、ATP の規程に従う。JTA 審判委員会の要請により、A 級、B 級、C 級審判員認定講習会および認定試験の講 師、試験管を努める。

(2)A級審判員 主として、JTA 主催、公認、主管大会の審判を行う。JTA 審判委員会の要請により、B 級、C 級認定講習会および認定試験の講師、試験管を 努める。

(3)B級審判員 主として、JTA 主催、公認、主管大会の審判を行う。

(4)C 級審判員 主として、地域協会、都道府県協会および JTA 加盟団体が主催、公認、主管する大会の審判を行う。